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雪の日の屋根工事 工事の依頼ってできるの?できないの?

雪の日には滑りやすいからと高所作業では中断するケースももちろんあります。

しかし、屋根工事や板金工事、外壁工事を施工する会社も降雪量が多いからと冬季休業というのは死活問題です。

 

しかし、依頼をする方としては「雪の日でも屋根工事はできるの?」

「雪の日でも屋根や外壁塗装は依頼して平気なの?」と不安に感じるはずです。

 

普段は軽視してしまう天候ですが、雪の日にまつわる疑問について答えてみたいと思います。

 


雪の日でも屋根工事は可能なのか?

基本的には屋根工事を行う場所に危険性が低ければ可能です。

また、屋根工事の内容にもよります。例えば、屋根塗装という場合には気温が5℃以下、湿度が85%以上の環境下では塗装工事は避けるべきだと言われています。

 

もちろん、不可能というわけではありませんが、本来の性能を発揮できない可能性も高くなります。

 


雪の日の屋根工事について

屋根工事というのはたいてい、戸建てにお住まいの方からの依頼です。

ビルやマンションには屋根でなく屋上になります。

 

戸建て住宅の場合、雪の日に屋根工事を依頼することはあまり多くありません。

特に、屋根塗装の依頼はグッと少なくなるシーズンです。

 


材料の影響

雪の日に屋根工事をすると、使う材料に悪影響はないのか気になりますよね。

屋根塗装となるなら塗料に影響が出ないのかも気になります。

 

雨漏りの修理にしても屋根材や防水シートなどに影響が出ないのかが気になるところですよね。

もちろん、雪の日や雨の日に屋根工事を行うと、使う材料によっては本来の性能が発揮されないこともあります。

 

例えば、屋根塗装となる場合には「乾燥」が重要になります。

そのため、雪の日は屋根工事の延期というケースも考えざるを得なくなります。無理に決行しても大切な住宅の屋根の仕上がりが悪くなります。

 


決行するためには?

雪の日に屋根工事を行うには、最適な状況を作る必要があります。

たとえば、屋根までしっかり養生シートを張ることもその1つ。

 

晴天続きとなる天候であれば足場を組み立てたあと、建物を一周するように養生シートを張るのですが、これでは雪の日は上から雪が入ってきてしまいます。

しっかりとシートで屋根を作って雪除けをする、そうした施工環境をつくることも考えてくれます。

 

また、塗装という屋根工事であれば、塗料を塗るための条件をクリアする必要もあるでしょう。

気温は5℃以下、湿度85%の環境にするために養生シートで囲った中の環境を整えることも考えてくれます。

 

たとえば、ヒーターを設置するのも一法です。

これは環境を整えるたけでなく、作業員が体を動かしやすくもなるというメリットもあるので、気温が低くなる時期には用いられています。

 

作業員の話も出ましたが、雪の日の屋根工事は滑りやすいという足元のトラブルも懸念材料です。

作業員は安全性をしっかりチェックすることにも注力しています。

 

安全装備というのも重要視しており、ヘルメットや安全靴、安全ベルトの装着は絶対条件です。

また、屋根から滑ってしまうこともあるので、作業員の後ろに別の作業員が入り込んで作業をしない配置の工夫もされています。

 

これにより二次被害も予防することができるからです。

雪の日だけでなく、雨の日や気温が高くなる猛暑日などにも、こうした作業員の安全確保は重要視されています。

 


おわりに

屋根工事は、基本的には雪の日も可能です。

積雪量が多く、雪かきが必要になるなどの問題もあれば、中断や延期せざるを得なくなります。

 

そうした判断になった場合には、依頼者側にも理解してもらう必要があるでしょう。何より、住まいを守るため、作業員を守るためです。