耐用年数を超したら外壁工事が必要に⁉その理由について解説
今回は外壁工事についてお話ししていきます。
アパートやマンション、一般住宅というすべての建物には外壁が施されているので、耐用年数を意識しながら外壁工事を考えておきましょう。
早め早めの発見、対策を
誰しも、外壁が色褪せていたりボロボロの建物より、キレイな建物に住みたいですよね。
「外壁工事」と聞くと「外壁塗装」をイメージし、マンションよりも一般住宅に施すイメージもあるかと思います。
しかし、アパートやマンションであっても外壁は経年劣化するので(耐用年数があるため)、塗り替え工事が必要になります。
さらに、アパートやマンションは一般住宅よりも規模が大きいので、外壁工事にかかる費用も必然的に高くなってしまいがちです。
ですが、アパートやマンションの場合には「修繕費」として計上できるので大きな負担になりにくいでしょう。
また、一般住宅は面積そのものは小さいものの「屋根」があるので、屋根工事(屋根塗装)にかかる費用も工面しなければなりません。
耐用年数を超えてから考えるのではなく、劣化の早め早めの発見、対策で、より長持ちする建物にしましょう。
外壁工事リフォームの目安
外壁・屋根で以下のお悩みはないでしょうか。
その症状を見過ごしてしまうと、雨漏り修理費用など、負担金がかかる恐れもあるので、一度確認してみてください。
色褪せ
外壁がくすんで見えたり色褪せが気になったら、外壁工事(塗装)を考え始めましょう。
チョーキング
手で触れると白い粉がついてくるのは耐用年数を超えて劣化しているサイン。
外壁工事(塗装)を相談しましょう。
カビや藻
カビや藻が、外壁側面に発生しているだけなら食い止めるにも大きな負担になりません。
内部で繁殖する前に相談したい劣化サインです。
シーリングのヒビ
外壁工事を必要にするサインになる目地。
シーリングがヒビ割れしたり、痩せて隙間が空いている場合は要注意です。
さび
屋根雨樋工事を必要にするサイン「さび」。
放置すると穴が空いてしまいます。
特に、外壁のヒビ割れが全面に広がると外壁工事も大掛かりになります。
補修ではまかなえず、張り替えが必要になることも。
外壁や屋根はトラブルが多い
新築を建てるとき、安く建てるために「屋根と外壁材」のグレードをあえて下げてしまいます。
そのため、外壁工事(塗装)などメンテナンスを怠ると、耐用年数前にも関わらず、トラブルが起きやすくなります。
常に過酷な環境にさらされている外壁や屋根。雨風だけでなく、紫外線ダメージも受けています。
塗料の耐用年数が過ぎ、一定以上の劣化になると塗装では対応できなくなってしまいます。
その場合、建材そのものを張り替えたり、重ね貼りなどの補修工事や修繕工事が必要に。
対策するだけでトラブルを防ぐことができます。
さらに、建物の健康状態を知ることもできます。
外壁診断、屋根診断、雨樋診断などによっても工事のベストタイミングを教えてもらえたりするので、ぜひ、トラブル防止に専門業者に相談してほしいと思います。
なお、以下のようなトラブルを起こす場合もあります。
・塗膜が劣化するために雨漏り発生
・シーリングが痩せるために隙間風発生
・腐敗によるシロアリ被害
・カビによるアレルゲン発生
・腐敗による建物強度に問題発生
そのほかにも、さまざまな問題が発生してしまう恐れもあるので、建物診断をお願いしましょう。
おわりに
外壁工事については、塗装に対する知識と経験をもつ専門業者を選定しましょう。
外装劣化診断士などが診断を行ってくれる業者もあるので、そのような診断を受けるのもおすすめ。
工事後も末永くお付き合いができるでしょう。