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屋根工事のマンサードとは?特徴やメリット・デメリットを紹介!

屋根工事では様々な屋根を取り扱います。


その中の一つに今回紹介するマンサードがあります。

 


このマンサードとはどんな屋根なのか、マンサードの屋根工事をするにあたってどんなメリットやデメリットがあるのかを紹介し、まとめました。


この記事を読めばきっとマンサードについての内容を知ることができるでしょう。

 

屋根工事のマンサードとはどんなものなのか?


マンサードとは、屋根の一種で、フランスの建築家マンサールが考えた形の屋根を言います。


棟際の勾配が強く、軒側の勾配が強い形状の屋根で腰折(こしおれ)屋根とも、ギャンブレル屋根(厳密にはマンサードではないが日本では混同されている)とも呼ばれています。

 


外から見ると屋根の下部分は急こう配で、途中から緩やかなてっぺんになっていく2段形状です。


住宅のワンポイントとしてインパクトもあり、個性的な住宅を建てたい方が採用することも少なくありません。

 

マンサードの魅力的なメリットとは


マンサードの魅力的なメリットとして、水はけの良さ、敷地から屋根がはみ出ない、広い空間を確保できるといった3点が挙げられます。

 

まず、屋根が途中から急勾配になるため、雨水を撥水しやすい特徴を持っています。

 


そのため、コケが発生しにくく、日当たりの悪い場所に家を建てても屋根の美観を保ちやすい点がメリットです。

敷地から屋根がはみ出ないメリットもあります。

 


住宅を建設する場合は、敷地内に屋根を収めなければなりません。


言い方を変えると、屋根が敷地を超えた場合は、違法建築になってしまうのです。

 


こういった状況を回避するために屋根工事をする際にマンサード屋根として施工し、敷地からはみ出ないような屋根にできます。


また、隣家の日差しを遮ってしまう恐れがある場合に、マンサード屋根によって日差しをさえぎらないようにすることもあります。

 

広い空間が確保できる点もマンサードのメリットです。

 


屋根裏部屋の天井を高くできるので、広い空間を確保でき、少しでも住空間を広げたい方に向いているといえるでしょう。

 

このような特徴を持っているため、マンサード屋根を採用するケースがあります。

 

屋根工事をする前に知っておきたいマンサードのデメリットやリスク


マンサード屋根は、屋根工事をする上でメリットがある反面、デメリットもあります。


それは、境目が弱い、換気不良、修繕工事で足場代がかかるといった点です。

 

 

マンサード屋根の勾配の腰折れ部の施工部分は複雑な構造になっていることが少なくありません。


さらに屋根材によって施工手順が異なるので、施工が難しいことも少なくありません。

 


さらに構造的に勾配が変化する境目が弱く、そこから雨漏りが発生することも見られます。


このような弱点から雨仕舞処理と呼ばれる屋根工事をすることも多いのですが、その施工方法は高い技術が要求され、プロの屋根工事業者でもうまく処理できない場合があります。

 


そうなると、その部分が将来的に弱点となって雨漏りを発生させることになるのです。

換気不良になりやすいのもマンサード屋根の弱点です。


屋根裏空間が広いため、十分な屋根通気を行わないと結露が発生しやすくなります。

 


この結露によって屋根自体の破損も発生しやすくなり、不具合が発生することも少なくありません。

最後が屋根工事の際の足場代です。

 


屋根の構造が複雑なので足場を組むのも複雑になりやすく、足場を余分に用意するため余計なコストが発生します。

こういったことからマンサード屋根を屋根工事でこまめにリフォームする必要があります。

 

まとめ


マンサード屋根は、勾配が変化する外見上の特徴から、スペースなどの面でメリットも少なくありません。


しかし、強度的に弱い部分や結露のしやすさから、破損をしやすいため、こまめにメンテナンスをするのがおすすめです。