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ートタンの屋根工事 そのチェックしておきたい内容は錆にある!ー

近年ではガルバリウムが屋根材として使用されているため、それまで主流だったトタンが新築一戸建て住宅に使われることも減少傾向にあります。それでも、トタンが使われている建物や倉庫はまだ多くあります。

 

そうした建物や倉庫のトタン屋根。屋根工事は済んでいるでしょうか。この記事では、屋根工事についてご紹介します。

 

トタンについて

トタンは軽くて丈夫、そして安価であるメリットもあります。一方では、熱を通しやい特徴も持っているため、室内が外気の影響を受けやすいという点はデメリットです。

 

そのため、屋根裏に断熱材を入れたり、断熱塗料を塗装するなどの断熱屋根工事を施すことも検討してみましょう。

 

トタン屋根の耐久性について

耐久年数はおよそ10年ほどです。同じ金属屋根のガルバリウム鋼板がおよそ30年ほどですから、劣化しやすい素材でもあります。

 

屋根工事が必要になる劣化症状について

劣化に関してはトタン屋根だけではありません。どのような屋根材にも当てはまるため、劣化具合について一度目視チェックしてみることをおすすめします。

 

色褪せ

劣化の初期症状です。徐々に色褪せが見られるようになるので、屋根リフォームを考えてみましょう。

 

塗膜の剥がれ

色褪せと同じく、劣化の初期症状です。塗膜が膨れて浮き、次第に剥がれてしまいます。

 

部分的な錆も初期症状です。

 

釘や屋根材の浮き

台風などの影響により屋根材が浮いてくるということもあります。屋根の下地にも影響を与えてしまう恐れもあります。

 

穴あきや腐食

錆から放置してしまうと、次第に穴があき、腐食してしまいます。さらに放置すると雨漏りが発生する恐れもあります。屋根工事が必要になる劣化です。

 

最適な屋根工事について

劣化具合に応じて最適な屋根工事(リフォーム)は異なります。

 

・色褪せ

・チョーキング

・軽度の錆

この状況であれば、屋根塗装となる屋根工事になります。

 

・中度の錆

・穴あき

この状況であれば、屋根カバー工法あるいは屋根葺き替えとなる屋根工事になります。

 

・重度の錆

トタン屋根全体に錆が広がれば、屋根葺き替えとなる屋根工事になります。

 

屋根工事のひとつに、屋根塗装があります。トタンに見られる軽度の錆程度なら屋根塗装を検討できます。

 

しかし、屋根の鋼板は極薄です。そのため、トタンの裏まで錆が貫通していることも多く、屋根塗装をしてもすぐに穴が空いたり、他の部分に錆穴ができてしまう恐れもあります。せっかく屋根塗装を施してもすぐに雨漏りが発生する可能性もあります。

 

錆が重度になれば塗装ではなく、屋根カバー工法か屋根葺き替えとなる屋根工事を行います。トタンの上に新しい金属屋根材を被せてカバーする工法です。

 

対策について

大掛かりな屋根工事を行わないための対策は、耐用年数を迎える前にメンテナンスを行うことです。

 

その際、錆が発生してなくても下塗りには錆止め塗料を使いましょう。また、トタンは熱を通すので、断熱、遮熱塗料についても検討してみましょう。

 

なお、トタンは亜鉛メッキ加工が施されています。トタン鋼材より先にメッキが錆びます。亜鉛メッキについては塗装で補充ができません。そのため、錆が出てきたら錆が広がらないうちにコーティングしなければなりません。

 

錆を落とし、錆止めを塗布、その上から塗装する、そのような屋根工事が必要になります。単に、屋根に塗料を塗布するだけのリフォームとは異なるため、費用については現地調査と見積もりを取ることをおすすめします。

 

まとめ

トタン屋根工事は、錆が見られるなら早めに施工が必要です。カバー工法などは費用もかかるため、メンテナンスを繰り返し行いましょう。